工事利益率の改善

株式会社アイユートの服部がお届けいたします。脱!どんぶり勘定を実践した会社様の様子をお知らせする事で、少しでも皆様方の経営改善のお役に立てればと発行させて頂きます。


第2回は年商8億円の土木工事、建築工事を行っているK社の利益改善の過程をご報告致します。K社は原価プロ導入2年を経過した顧問先です。


社長が社員の成績表示等意識改革に慎重な考えの持ち主です。従って、実行予算の入力、指定発注書・請求書の発行、監督会議の開催など、提案事項はまだ実施されていません。


しかし導入1年目と2年目の工事内容、利益率に大きな改善が実施されました。


工事利益の改善_01

 

原価プロの集計は上記の様に区分別、取引先別、担当者別、工事種別等売上・粗利益の内訳が分析できます。


上表の中で、土木下請先の取引先3社が1年間通じて赤字で有る事が分かりました。

(担当者の給料、積算等の費用は含まず)


材料、外注、直接経費の支出が請負金額より多い訳です。
(元請先の公式 請金−自社利益=原価支払)


社長も厳しい内容で受注している事は理解していましたが、まさか赤字工事とは予想もしていなかった訳です。
改善としては、


1.赤字受注先3社の受注時の原価絞込で無理に受注しない事


2.赤字ではないが、平均利益率が10%以下の工事原価の再チェックを重点項目として実施致しました。


社長としては、職人さんの事も考えて注文頂いた工事は拒まず受注していた結果であると反省と共に、計数管理の実績に感謝の思いです。


下表は2年目の実績です。上記改善方針から売上は約25%減少致しました。金額にして約2億円の減少です。でも決算では粗利益が増加し、減収増益で す。


営業利益は約1,500万の増加です。

 

工事利益の改善_01

 

ここでのポイントは実際に赤字又は利益率の低い工事を重点的に見直しを計った訳ですが、見直し作業の過程で、受注判断をする、社長の利益意識の改善が 営業、工事、経理の各部門長に良い影響を与えて、社内全体の利益意識のアップに繋がり他の区分の工事も利益率が増加出来た事です。


厳しい状況が続く業界に有って、勝ち残る為には 粗利益>固定費の式を 経営者が、固定費の把握と共に理解して、毎月工事利益のチェックが出来る体制が必要です。


P⇒D⇒C⇒Aのサイクルで、経営目標(工事利益)を確認、改善する事が 重要であると思います。


今回の報告事例の様に、原価プロのデータを分析して改善に繋げる資料が自社の経理部門で作成出来る様にアイユートでご指導させて頂きます。


日々仕事に追われ忙しい社長様の補佐役としてアイユートが御社の経営改善のお役に立つ事が最高の幸せです。


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